石原さとみさんが挑戦している 作品。子を思う母親なら もしかしたらこうなってしまうのだろうと、半ば自身で考えてしまった。それでもずっと救いの光は降り注いで欲しい。
同じ年頃の娘を持つ親として沙織里への感情移入が激しく苦しくて一緒に叫びそうになった。ハッピーエンドなのかと言われれば違う。それでもラストには柔らかな光が感じられて少し救われた。
どの登場人物にも等距離でドキュメンタリーのように観ていた。それでも自然と涙が… 砂田役中村倫也さんの終始感情を抑えた引いた演技と その抑えた感情が 時々 わっと出る演技が秀逸。
感情がかき回される作品なのに、 何故か、映画館を出る時は 心からあたたかい気持ちになりました。
辛い現実の中で、様々な方向からの“差し込む光”が 沙織里の心に温かい光を灯す 人間の残酷な部分も優しさも どちらも感じられる作品でした
映画の内容を知っていても、とってもとっても苦しかった。言葉に表せないような色々な感情が押し寄せてきた。 でも、監督も言っていたように、沙織里の優しさがまわって戻ってくる。 映画を見て優しい気持ちでいたいと思ったし、優しい気持ちになれた。
SNSが主流の社会で、匿名の自由から正解も善悪の概念も曖昧になった世間やメディアに是非を問う作品。 残酷で理不尽な現実と向き合い、僅かな再生へ繋がる救いに魂まで震え、慟哭した。
誰の目線でみても、悲しみ、怒り、苦悩、葛藤がある。現実でもきっとそう。とても残酷だ。それでも生きていかなければならない時、光がどう差すのかを体感して涙する。
今の世の中いろんなことが見えすぎて逆に視野が狭くなりがちだけど、側にある確かな光を見失わず大切にしたいなと。それぞれに共感し、自分とリンクさせながら考えさせられる作品でした。
子供がいてもいなくても全ての人に観てほしい作品。石原さとみさん、その他の俳優さん達の演技が素晴らしいです。映画館で初めて泣いてしまいました。
今まで気にしなかった、子供達に目が行くようになった。青木崇高さんが素敵すぎた。砂田さんの心の叫びが聞こえてきそうで聞こえてこない感じも。見終わってすぐ、人間観察をしてしまう。
石原さとみさんが凄い。痛み、怒り、泣きに共感も反発もあり、そこには正も悪もない。どんどん心を痛め、病み、再生され、愛に苦しみ、ぼろぼろになっても生きてゆく力に大きなタオルをかけてあげたい。旦那さんや砂田さん、それぞれに自分なりの常識や倫理や正義があり、どれも正解で、しかし、どれもが自分には合わない。見ていて胸を掴まされる映画。
この映画では本当にボロボロになった石原さとみが見られるわけですが、ボロボロに泣く夫・青木崇高を石原さとみが見守るシーンがあって、その優しい眼差しは天使のようでした。
終始苦しい展開でありながらも登場人物の一人ひとりの持つ正義や愛、温かい心が垣間見られる描き方だと思った 石原さとみさんの、子を失い心が蝕まれていく母親の体現が素晴らしかったです
現代社会の姿が苦しく辛かったです。絶望の中にもどうか光があるように願わずにいられませんでした。その中に散りばめられた光が温かく、誰もが誰かの光になれるかもしれないと思いました。
映画館、泣いている気配が濃厚だった。 役者が本当に素晴らしい。 オーディションで選ばれた皆さんも。 痛切な分、人のやさしさが沁みる。 そして読み応えがあり過ぎる、このパンフ。
同じ年頃の女児を持つ親として沙織里への感情移入が凄まじく中盤は苦しくて一緒に叫びそうになった。一方で自分の夫も豊のようなタイプなので彼の気持ちも痛いほど伝わってきて劇中何度も心揺さぶられた。ハッピーエンドなのかと言われれば違うのかも知れない。それでもラストには柔らかな一筋の光が感じられて少し救われた気がする。
鑑賞した日にみた夢は、自分の娘が行方不明になる夢だった。さっきまで一緒にいたのに忽然と姿を決してしまって、慌てふためき必死に探すところで飛び起きた。娘は見つからずものすごく怖かった。 こんな夢をみたのは今作から受け取った何かが私の心と脳を揺さぶり続けているからだと思った。 SNSが当たり前になった世界の情報との付き合い方、何か居心地の悪い気持ち悪さ。やさしい空気を大切にできる人でありたいと思った。何回も観に行き、自分なりの答えを見つけたい。
とても他人事とは思えない事柄と 感情や葛藤にぶるぶるに揺さぶられる。何度口を覆ってしまったか! 溢れる涙を止められない作品。
解決しない問題に光など見えないと思っていたが、最後確かにわずかな光が差し、少し救われた。これが人、現実。この脚本を書いた吉田さんはすごい。人の痛みに寄り添える人でありたい。